キャリカレは広島県に拠点を置く通信講座の会社です。元々は「キャリアカレッジジャパン」という名称でしたが、それが省略されて「キャリカレ」と呼ばれるようになり、現在は正式な名称もキャリカレとなっています。
今回はキャリカレFP講座の口コミや評判を確認しつつ、この講座の特徴とメリット・デメリットを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
キャリカレFP講座の口コミ・評判
キャリカレFP講座に関する口コミを紹介します。ポジティブな評判だけでなくネガティブな評判も取り上げましたので、それらを総合してFP通信講座を選ぶ際の手がかりにしましょう。
以下ではたくさんの口コミを「講義動画」「テキスト」「問題演習・添削問題」「その他」という4つのカテゴリーに分類してまとめています。
良かったところ(36件)
はじめにキャリカレFP講座の良かった点に関する口コミです。
講義動画の口コミ10件
- 実務経験がない中で映像講義を視聴したが、わかりやすく、継続することができた
- 映像講義がとても分かりやすかった。講義でインプットして、問題演習でアウトプットするという流れでかなり理解が深まった
- 添削などのサポート期間が終わっても、オンライン動画の授業は見続けられたので、期間が空いても勉強を続けることができた
- 先生の講義が、メリハリがありとてもわかりやすい
- 動画は一つ20分以内で作られていたので、子供が寝ている間に一つ視聴して、テキストを進めるという方法で活用した。講師の先生の説明も非常に面白く、集中して聞けた
- 講師の先生が、具体例と共に教えてくれたのが良かった
- 動画の説明が分かりやすかったので、家事をしながら聞いていても理解できた。試験本番中も先生の言っていることを思い出しながら解いた
- 常山慶三先生の映像講義がわかりやすく面白く、実際に教室で講義を受けているようにすんなり頭に入った
- 過去問題の解説映像は、ありがたかった
- 講義は繰り返し視聴でき、質問も自由にできる。想像していた以上に満足している。特に映像教材は理解を深め、忘れても復習できるので、とてもいい
テキストの口コミ10件
- テキストは大事なところをコンパクトにまとめてあり、読みやすい
- テキストは白黒で非常に見やすく、要点のみがまとめられていて覚えやすい
- テキストも内容をコンパクトにまとめていて薄いので、やる気になった
- テキストは2級と3級が一緒になっていたので取り組みやすかった
- テキストが要点重視、薄く少ない量でまとまっていて「見るだけでウンザリ」がなくて良かった
- キャリカレのテキストは本当に出題頻度の高いところや大事なことだけが抜粋されて記載されているんだなと後でわかった
- テキストは薄くていい感じ
- テキストでは、専門用語を分かりやすくまとめられていたり、メモができる欄があったりするなど、とても使いやすく良かった
- テキストが薄く教科ごとに分かれていて挑戦しやすい
- テキストに余白がありノートを作らなくて良い
問題演習・添削問題の口コミ10件
- 添削問題をwebでも提出できるのでスマホでログインしておけば、移動時間といった隙間の時間を有効に活用することでちょっとした時間でも自分のペースで学習を進めて行く事ができる
- 添削問題の提出目標日を提示してあり、計画性のない私でもそれにそって勉強を進めることができた
- 講義でインプットして、問題演習でアウトプットするという流れでかなり理解が深まった
- 添削問題、問題演習は過去の頻出問題から構成されているため、試験対策として有効だった
- 添削課題、過去問…ととにかくたくさん問題を解けたのが良かった。 間違えた問題を何度も解いて理解していくことで大きな自信に繋がった
- 提出問題が郵送以外の提出方法を選べるのも手間が無く良かった
- 途中、理解できなかった部分も、問題を解く事で理解できる事もあった
- モバイル端末で演習問題もできるので働きながら効率よく学習するのにとても便利で続けやすいと思う
- ラストスパートで添削問題を一気に提出したが、添削は早くて助かった。1問1答はかなりレベルが高く感じた。2級をめざすならいいと思う
- テキストとは別の練習問題がたくさんあり、動画で解説してくれるので、効率よく知識を定着させることができた。練習問題はスマホではなく、テキストで解くことができるので、長時間画面を見るのが辛い私にとってはとても助かった
その他の口コミ6件
- 分からないことは、何度も質問させてもらったのが、すぐに回答していただいて、スッキリした状態で次の課題に取り組むことができた
- 勉強がしやすいのでお金を払う価値があったと思う
- 法改正があれば、講義内容が追加され受講するにあたり不安もなく良かった
- FP試験を希望している知り合いや友人がいたら、キャリカレをおすすめしたいと思う
- 質問へのレスポンスも丁寧でかつ、早いので好印象が持てた。
- スケジュールの予定も決められていて、短期間で合格することが出来た
キャリカレFP講座に関しては特に「講義がわかりやすい」という評判が多数見受けられました。キャリカレを受講する場合、講義動画については大いに期待してよさそうです。
テキストについては「コンパクトにまとまっていて良い」、問題演習に関しては「たくさん解けるのが良い」といった評価が目立っています。
良くなかったところ(30件)
次に、キャリカレFP講座の良くなかった点に関する口コミです。
講義動画の口コミ5件
- 一部、動画とテキスト内容(改定前後の数値など)が異なるところがあった
- マイページから動画へアクセスする際、バグが生じることが多々あった
- 映像教材はわかりやすかったが、スマホでは細かすぎて見にくかったので、パソコンが必要だった
- 動画を続けて見ることができない。一度、一覧に戻らなければならないのが面倒。動画の切り替わり動作が遅い
- 映像講義のダウンロードに時間がかかったのが面倒だった
テキストの口コミ10件
- 外出時にもテキストを持ち歩いていたので、もうワンサイズ小さいと助かった
- 少々厚くなっても構わないのでテキストのサイズをB5くらいにしてもらえると持ち運びしやすい
- 正直テキスト読むだけだと分かりにくい
- テキストは関連するところは複数のテキストを見比べる必要があり、どこに載っていたか?探すのに手間だった
- テキストが薄くてがっかりした
- 3級合格した後は再度テキストを見直しても不足を感じる部分があり、別の参考書を併用して2級合格した
- テキストにもう少し具体例があるとより理解しやすい
- テキストが大きいので電車で使えない
- テキストが簡素なため、重要なところをカラフルにしたり分かりやすくしてくれるといい
- テキストブックは、紙質が良すぎるので(ツルツルしているので)鉛筆ではメモが書きにくい
問題演習・添削問題の口コミ9件
- 添削問題や過去問題で出てくる内容で学習テキストには載っていない情報が多少あったので、どの範囲まで調べておく必要性があるのかなど記載されているとよかった
- 問題演習の問いがテキストに載っていない所から出題されている事が多いので、何度もテキストを見直さなければいけなくなる
- 問題集はサイズを小さくして欲しい
- 過去問の解説が映像だけだったので確認するのに時間がかかったのが残念
- 添削問題の提出のスパンが少し短く、仕事しながら勉強するには少し大変だった
- 問題演習は1単元につき100問あるので、進むうちにその都度画面の下までスクロールして選ぶのが面倒に感じた
- 三級と二級は別なので添削問題の返信期間はもう少し区切ってあげてほしかったなぁと言う感じだった
- 実務経験のある2級からスタートする人にはいいかもしれませんが、全く基礎知識のない3級から勉強を始めるには問題演習が使いにくい
- 添削問題や問題演習などは、同じ問題がそれぞれの教本にあり、問題数としてはもう少し欲しかった
その他の口コミ6件
- Webサイトが重いので軽くしてほしい
- 提案されたスケジュールに1回目から全くついていかれない。受け取った段階で2日後が1回目の提出だったので、とても無理だった。私のように家事と仕事の合間と思っている方が、標準スケジュールでこなすのはとても覚悟がいると思う
- 1週間以上前に質問した返信がない点は不満
- 時間帯や、試験日近くは少しサイトの接続がしづらく、そこがマイナス1ポイント
- ネットでの講義や一問一答、解説動画などはいちいち前の画面に戻らねばならないなど、導線に問題があるかなと思う
- 講師は標準語であると更によかった。イントネーションの違和感で、集中できない。また、2級と3級はレベルが違い過ぎるので、講座自体をそれぞれの級で分けた方がいいと感じた
人によってはキャリカレFP講座の教材が自分に合わないと感じることもあるようです。自分に合わないものを使い続けるのは辛いですし、勉強も捗らないですよね。
でも安心してください。キャリカレFP講座では8日間であれば返品可能となっています。「講義やテキストが届いたらすぐに試す」「違和感を感じたら早めに返品」と覚えておきましょう。
キャリカレFP講座の特徴
キャリカレFP講座の特徴を「メインの教材」「講師」「一体型プラン」の3つの観点で解説します。
メインの教材は講義動画(映像講義)
キャリカレFP講座では講義動画をメインの教材と位置付けています。受講生はわかりやすい講義を視聴して知識をインプット。さらに問題演習の後にも解説講義を視聴してさらに理解を深める、という具合です。
他の通信講座では「メイン教材はこれ」と銘打っていることはほとんどありません。それに対し、キャリカレは高品質な講義動画を強みとして打ち出している珍しい講座であると言えます。
動画を通じてFP技能検定の試験対策を進めたい方にとって、キャリカレFP講座は第一の候補になるでしょう。
講師は1級FP技能士&CFP
キャリカレFP講座で講師を務めるのは常山慶三氏です。
常山講師はSNS等での情報発信活動をしていないため、やや目立たない印象があります。しかしながら、口コミでの評価・評判はとても良いです。
常山講師の口コミ・評判
- 常山講師の講義が大変分かりやすく、抑えるべきポイントを確実に抑えながら、試験に合格するために必要な知識を身につけることができた
- 講師の常山先生の進め方も丁寧で分かりやすいと感じた
- 常山慶三先生の映像講義がわかりやすく面白くて、夢中でついていったら知らず知らず合格していた
- 常山先生による指導動画は大変わかりやすく、実際の事例の紹介、計算例などを交えた興味の湧く指導内容が大変良かった
- 常山講師はとても分かりやすく説明してくれる。聞き取りやすくて、時にユーモアも交えた、とてもよい講座だった。お値段以上だと思う
3級・2級一体型プラン
キャリカレFP講座は他の通信講座とは異なり、プランを1つだけ提供しています。
主な教材
- テキスト 6冊
- 添削問題 1冊
- 映像講義(WEB視聴)
- 問題演習 1冊
- 試験対策ノート 1冊
プランが1つだけなので、受講生は迷う必要がありません。このプランを受講することで、「FPの知識ゼロ」の状態から「FP3級合格」を経て「FP2級合格」へと駆け上がることができます。
キャリカレFP講座を受講するメリット
キャリカレFP講座を受講するメリットは次の3つです。
- 無料で何度でも質問できる
- きんざいの実技試験に対応している
- 不合格の場合は全額返金を受けられる
無料で何度でも質問できる
キャリカレFP講座を受講するメリットの1つ目は「無料で何度でも質問できる」ことです。
キャリカレFP講座では質問制度が設けられています。受講生はキャリカレ独自のウェブシステムを用いて学習上の不明点を質問可能です。
質問の回数に上限はなく、受講期間中、無料で何度でも質問可能です。これは心強いですよね。
他社の通信講座を見渡してみると、受講期間中の質問回数は10~30回程度に制限されていることが多いです。他社と比べても、キャリカレFP講座の「質問回数無制限」は非常に魅力的だと言えます。
「たくさん質問して効率良く勉強を進めたい」という方にとって、受講生目線に寄り添ったキャリカレFP講座の問制度は大きなメリットになるでしょう。
きんざいの実技試験にも対応している
キャリカレFP講座を受講するメリットの2つ目は「きんざいの実技試験にも対応している」ことです。
2級・3級FP技能検定はNPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)と一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)の2つの団体が実施しています。どちらで申し込んでも筆記試験は共通です。
これに対し、実技試験はどちらで申し込むかによって試験内容が変化します。
一般的に、日本FP協会の実技試験にはどの会社の通信講座も対応しています。他方、きんざいの実技試験に対応している通信講座はあまり多くないのが実情です。
そんな中、キャリカレFP講座は日本FP協会の実技試験だけでなくきんざいの実技試験に対応しています。
「日本FP協会で受講するか、きんざいで受講するか決めかねている」という人や「職場からきんざいで受講するように言われている」といった人にとって、非常にありがたい存在です。
きんざいが実施する実技試験は選択式ですが、キャリカレがその全てに対応しているわけではありません。下記を参考にしてください。
3級FP技能試験 きんざいの実技試験科目 | キャリカレの対応状況 |
---|---|
個人資産相談業務 | ○ |
保険顧客資産相談業務 | ○ |
2級FP技能試験 きんざいの実技試験科目 | キャリカレの対応状況 |
---|---|
個人資産相談業務 | ○ |
中小事業主資産相談業務 | × |
生保顧客資産相談業務 | ○ |
損保顧客資産相談業務 | × |
不合格の場合は全額返金を受けられる
キャリカレFP講座を受講するメリットの3つ目は「一定の条件のもと、不合格の場合は全額返金を受けられる」ことです。
せっかく受講料を支払って受講したのに、合格できなかった。これは、FP技能検定を受ける人なら誰もが絶対に避けたい事態だと思います。
しかしながら、FP技能検定が資格試験である以上、どうしても不合格になってしまう人はでてきます。それはたとえ通信講座を受講していたとしても同様です。
そんなとき、一般的な通信講座の場合は受講料が「丸損」になってしまいます。お金は無くなるわ不合格になるわで、なんとも悲しいダブルパンチです。
でも、キャリカレFP講座には救済措置があります。一定の要件を満たしたにも関わらず不合格だった場合は、受講料の返金を受けられるんです。
FP技能検定に関してこのような返金保証制度を設けている通信講座はキャリカレくらいのもの。不合格時に受講料を取り戻したい方はキャリカレを受講するようにしましょう。
キャリカレFP講座のデメリット
キャリカレFP講座を受講するデメリットは次の3つです。
- 合格実績がわからない
- 教育訓練給付制度が使えない
- 3級を飛ばして2級を受験できない
合格実績がわからない
キャリカレFP講座を受講するデメリットの1つ目は「合格実績がわからない」ことです。
キャリカレの公式サイトでは受講生の合格率や合格者数が公開されていません。
そのため「この講座で勉強すれば合格できそうかどうか」を判断する材料が全然ないということになります。どの講座を受講するか検討する側としては、困ってしまいますよね。
仮にキャリカレで受講を始めたとしても「本当にこの講座で大丈夫なのだろうか…」と不安になってしまうことでしょう。
このことから合格実績がわからないことはキャリカレFP講座の大きなデメリットであると言えます。
3級を飛ばして2級を受験できない
キャリカレFP講座を受講するデメリットの2つ目は「3級を飛ばして2級を受験できない」ことです。
2級FP技能検定を受験するためには、多くの人は「3級に合格している」または「AFP認定研修を修了している」のどちらかの要件を満たす必要があります(その他の要件については受験資格の解説記事を参照)。
フォーサイト・ユーキャンなどのFP通信講座はAFP認定研修を兼ねているため「3級を飛ばして2級を受験する」ことができます。他方、キャリカレFP講座はAFP認定研修を兼ねていないため、FP2級を受験するにはFP3級に合格する必要があります。
FP3級を受験するとなれば、そのための学習時間や受験費用が追加でかかってしまいます。したがって、この点はキャリカレFP講座のデメリットだと言って良いでしょう。
ただし、AFP認定研修を兼ねている講座で修了要件を満たすには、一種の「レポート課題」を作成・提出しなければなりません。
これはそれほど簡単なわけではなく、人によってはむしろ「3級に合格することを目指すほうが楽」と感じることもあります。自分で色々と考えたり調べたりして文章を書くのが苦痛という方は特にそうでしょう。
そういう方にとってみれば、3級に合格して2級を目指すルートのほうが魅力的です。キャリカレがAFP認定研修を兼ねていないことは別段問題にはなりません。
いずれにしても、キャリカレでは「3級を飛ばして2級を受験することができない」ということに留意しておきましょう。
教育訓練給付制度が使えない
キャリカレFP講座を受講するデメリットの3つ目は「教育訓練給付制度が使えない」ことです。
教育訓練給付制度は一定の要件を満たす社会人の方が利用できる厚生労働省の制度です。この制度の対象講座を受講し修了すると、学費の20%がハローワークから支給されます。これにより、経済的な負担をかなり軽くすることができます。
メジャーなFP通信講座は教育訓練給付制度を使えることが多いです。しかしながら、キャリカレFP講座では残念ながらこの制度は使えません(2024年8月現在)。
その代わり、キャリカレFP講座では合格特典が充実しています。具体的には、2級FP技能検定の合格などのいくつかの条件を満たすことで「2講座目無料」を狙うことができます。
言い換えると、うまく特典を受け取れれば、教育訓練給付制度と同程度かそれ以上の価値がある講座を受講できるんです。その意味では、むしろ積極的にキャリカレFP講座を選ぶほうが良いかもしれません。
まとめ:キャリカレFP講座はこんな人におすすめ
ここまでの内容をまとめると、キャリカレFP講座は次のチェックリストに多く当てはまっている人におすすめです。
- 講義動画の評判が良い講座を受講したい
- 学習はテキストよりも講義動画を中心に行いたい
- テキストはなるべく薄い方がいい
- テキストは多少大きくても構わない
- 1級FP技能士やCFPの資格を持っている講師に教わりたい
- 質問回数の上限を気にすることなく受講したい
- はじめに3級FP技能検定に合格し、その後に2級FP技能検定に合格するというステップを踏みたい(3級を飛ばして2級を受験するつもりはない)
- 日本FP協会で受験するか、きんざいで受験するか、迷っている(または、きんざいで受験する予定である)
- 不合格になった場合は受講料が戻ってくるようにしたい(全額返金保証)
- 合格実績がわからなくても気にならない
- 教育訓練給付制度は使えなくても構わない
- 合格特典の「2講座目無料」に魅力を感じる
目安として、上記12個のうち5個以上の項目に当てはまっていれば、キャリカレFP講座はあなたに適していると言って良いでしょう。ぜひ項目を1つ1つチェックし、自分に該当しているかどうかを考えてみてください。
キャリカレ キャンペーン情報 キャリカレFP講座 トップページ