LEC FP講座の口コミ6件とメリット・デメリット

その他のFP通信講座

LEC株式会社東京リーガルマインドが展開している資格取得予備校です。全国の都市部に校舎がありますが、都市部に住んでいない人も学習できるよう通信講座も開講しています。

今回はLEC FP講座口コミや評判を確認しつつ、この講座の特徴メリットデメリットを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

LEC FP講座の口コミ・評判

残念ながらLEC FP講座に関する口コミは非常に数が少ないです。しかしながら、X(旧Twitter)とYahoo!知恵袋を丹念に探すと、実際に受講した経験がある人の投稿が見つかりました。

ポジティブな評判だけでなくネガティブな評判も取り上げましたので、それらを総合してFP通信講座を選ぶ際の手がかりにしましょう。

肯定的な口コミ(4件)

はじめに、LEC FP講座の肯定的な口コミは次の通りです。

LEC FP講座は受講生から「わかりやすい」「内容がしっかりしている」と高く評価されており、実際に合格者を出している様子です。

否定的な口コミ(2件)

次に、LEC FP講座の否定的な口コミは次の通りです。

人によってはLEC FP講座の教材が自分に合わないと感じることもあるようです。もし受講開始後にそんなことになると、ちょっと悲しいですよね。最悪の場合、合否に影響が出てしまうかもしれません。

そんな事態を避けるための良い方法があります。予めおためしWeb受講制度(無料)を利用しましょう。自分に合った講座なのかどうかを手軽に確かめることができます。

参考【LEC公式】FP講座 おためしWeb受講制度

LEC FP講座の特徴

LEC FP講座の特徴を「カリキュラム」「講師陣」「プラン」の3つの観点で解説します。

高品質なカリキュラム

歴史と重ねた資格取得支援予備校の強みを生かし、LEC FP講座では高品質なカリキュラムが用意されています。たとえば2級FP習得に向けたカリキュラムは次の4つです。

  • 2級FP・AFP養成講座(52.5時間)
  • 2級FP重点マスター講座
  • 2級FP・AFP速習講座
  • 2級FP公開模擬試験

受講生は通常、これらの中から3つ程がパックになった講座を受講します。それにより、基礎知識の習得とそのアウトプット、本試験のシミュレーションまでをしっかりとカバーできます。

日本最良クラスの高い品質を備えた各種教材・各種講義で学べることがLECの最大の特徴です。

盤石な講師陣

一般的なFP通信講座では講師は1人、多くても3人くらいが普通です。これに対し、LEC FP講座の3級・2級担当講師は10人以上に上ります。

参考【LEC公式】FP講座 担当講師一覧

それぞれの講師が専門領域を持っており、実務経験指導経験に基づく知見を講義・テキスト・問題演習に盛り込んでいます。一流の講師に導かれるからこそ、受講生はスムーズにFP技能検定の合格へと歩みを進めていくことができるんです。

豊富なプラン

LECではFP3級から1級FP・CFPまで、国内の全てのFP資格の取得を目指すことができます。多くの人が受講するパックプランのみを挙げると、次の通りです。

3級FP講座
3級FP合格パック
2級FP講座
3級・2級FP・AFP対策パック
2級FP・AFP対策パック
1級FP講座
1級FPパーフェクト合格パック
1級FP学科試験対策パック
AFP講座
AFP認定研修
CFP講座
CFPパック

上記のどれを受講すれば良いのでしょうか?

FP関連の知識がまだなく、0からスタートする人は「3級FP合格パック」または「3級・2級FP・AFP対策パック」の2つの選択肢があります。

「教養として学びたいだけで、2級の受験はまずない」という方は3級FP合格パックで十分な学習ができるでしょう。

最終的にFP2級を取得し履歴書に書きたい・キャリア形成に役立てたい方は「3級・2級FP・AFP対策パック」を受講し、FPの基本知識から発展的知識までを習得するのが望ましいでしょう。

すでにFP3級に合格している等、2級FP技能検定の受験資格をすでに持っている方が2級合格を目指す場合は「2級FP・AFP対策パック」を受講していただければと思います。

LEC FP講座を受講するメリット

LEC FP講座を受講するメリットは次の3つです。

  • 3級を飛ばして2級を受験できる
  • きんざいの実技試験にも対応している
  • 教育訓練給付制度を利用できる

3級を飛ばして2級を受験できる

LEC FP講座を受講するメリットの1つ目は「3級を飛ばして2級を受験できる」ことです。

前提として、2級FP技能検定の受験には受験資格があります。原則として次のいずれかを満たしていなければなりません。

  • 3級FP技能検定に合格している
  • 2年以上の実務経験がある
  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了している

つまり上記のうち1つを満たせば、それが2級の受験資格になるということです。ただ「FP3級の合格」はそれなりの労力がかかりますし、「2年以上の実務経験」は時間がかかり過ぎます。他方「AFP認定研修」は決められた講座を受講し、修了すればOKです。

そして、LEC FP講座が提供するプランのうち次のものは「AFP認定研修」を兼ねたカリキュラムとなっています(2024年8月現在)。

  • 3級・2級FP・AFP対策パック
  • 2級FP・AFP対策パック

上記の講座を受講し、所定の要件を満たして修了すると、3級合格を経ずにFP2級を受験することが可能です。

はじめから2級FP技能士資格の取得を目的としている人にとって、3級の受験はできるなら省略したいところ。そうすれば数か月単位で時間を浮かせることができますし、2級の試験対策に集中して一発合格の可能性をいっそう高めることができます。

3級をスキップして2級を受験したいと考えている方は、ぜひLECのFP講座を受講しましょう。

きんざいの実技試験にも対応している

LEC FP講座を受講するメリットの2つ目は「きんざいの実技試験にも対応している」ことです。

2級・3級FP技能検定はNPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)の2つの団体が実施しています。どちらで申し込んでも筆記試験は共通です。

これに対し、実技試験はどちらで申し込むかによって試験内容が変化します。

一般的に、日本FP協会の実技試験にはどの会社の通信講座も対応しています。他方、きんざいの実技試験に対応している通信講座はあまり多くないのが実情です。

そんな中、LEC FP講座は日本FP協会の実技試験だけでなくきんざいの実技試験に対応しています。

「日本FP協会で受講するか、きんざいで受講するか決めかねている」という人や「職場からきんざいで受講するように言われている」といった人にとって、非常にありがたい存在です。

LECの対応範囲

きんざいが実施する実技試験は選択式ですが、LECがその全てに対応しているわけではありません。下記を参考にしてください。

3級FP技能試験
きんざいの実技試験科目
LECの対応状況
個人資産相談業務
保険顧客資産相談業務
3級のきんざい実技試験の全科目に対応
2級FP技能試験
きんざいの実技試験科目
LECの対応状況
個人資産相談業務
中小事業主資産相談業務×
生保顧客資産相談業務×
損保顧客資産相談業務×
2級のきんざい実技試験については一部対応

教育訓練給付制度を利用できる

LEC FP講座を受講するメリットの3つ目は「教育訓練給付制度を利用できる」ことです。

教育訓練給付制度は厚生労働省によるスキルアップ応援制度です。現在会社に勤めている方や離職後1年以内の方がLEC FP講座の対象プランを受講し修了すると、ハローワークから受講料の20%を受け取ることができます(雇用保険の加入年数等、所定の要件あり)。

教育訓練給付制度を利用する場合、申し込み時は受講料全額を支払う必要がありますが、後で給付金を受け取ることで費用をおさえられます。なお、もしFP技能検定に合格できなくても、給付金をもらえるかどうかには影響しません。

参考のためにLEC FP講座の「受講料」「給付金額の目安」「受講料から給付額を差し引いた実質負担額」をお示しすると、次の表の通りです。

対象講座受講料給付額の目安実質負担額
3・2級FP/AFP
対策パック
(Web+音声DL)
95,700円19,140円76,560円
2級FP/AFP
対策パック
(DVD)
99,000円19,800円79,200円
2級FP/AFP
対策パック
(Web+音声DL)
88,000円17,600円70,400円

たとえばLEC FP講座「ファイナンシャル・プランナー3・2級FP/AFP対策パック(Web+音声DL)」を購入した場合、受講料は95,700円かかりますが、諸条件を満たして修了することによりハローワークから19,140円の支給を受けられます。したがって実質負担額は差引額の76,560円です。

このようにして受講料の2割相当の負担を給付金で帳消しにできます。教育訓練給付制度を活用したい方はLEC FP講座を受講しましょう。

参考【LEC公式】教育訓練給付制度 ファイナンシャルプランナーの対象講座

LEC FP講座のデメリット

LEC FP講座を受講するデメリットは次の3つです。

  • 合格実績がわからない
  • 受講料が高い
  • アプリで学習できない

合格実績がわからない

LEC FP講座を受講するデメリットの1つ目は「合格実績がわからない」ことです。

LEC の公式サイトでは受講生の合格率や合格者数が公開されていません。

そのため「この講座で勉強すれば合格できそうかどうか」を判断する材料が全然ないということになります。どの講座を受講するか検討する側としては、困ってしまいますよね。

仮にLEC で受講を始めたとしても「本当にこの講座で大丈夫なのだろうか…」と不安になってしまうことでしょう。

このことから、合格実績がわからないことはLEC FP講座の大きなデメリットであると言えます。

受講料が高い

LEC FP講座を受講するデメリットの2つ目は「受講料が高い」ことです。

2級FP講座の受講料の相場は6~7万円であると言われています。これに対し、LECの「2級FP・AFP対策パック」の受講料は88,000円。他の講座と比べて割高です。

もちろん、受講料が高いぶん教材や講師のクオリティは他の通信講座よりも優れていることでしょう。とはいえ、他の講座の受講生が合格している中で、果たしてLECを受講するべきか?と悩んでしまうと思います。

その答えはあなた自身の中にしかありません。まずはLECや他講座の無料体験に申し込んで、どの講座が自分に合うのかを見極めると良いでしょう。

参考【LEC公式】FP講座 おためしWeb受講制度

学習アプリがない

LEC FP講座を受講するデメリットの3つ目は「学習アプリがない」ことです。

LEC FP講座は学習専用のウェブシステムを用意しており、スマホ・タブレットやPCで学習可能です。その際はChromeやSafariといったウェブブラウザを使用します。

その一方、スマートフォンのホーム画面に配置できるようなアプリの提供はなされていません。アプリがあればスマホをさっと立ち上げて学習ができるのですが、LECではそういった学習は不可能となっています。

アプリが無いのは何だか残念ですよね。しかし、アプリは運営企業にとっては維持管理が大変という側面があります。アプリを提供すれば、当然そのコストを吸収するために受講料も値上がりしてしまうでしょう。

逆に言うと、LEC はアプリの提供をしないことで現在の価格を保っています。LEC FP講座のような有名講座を現行料金で受講できるのは「アプリが無いからこそ」だと考えていただければと思います。

まとめ:LEC FP講座はこんな人におすすめ

ここまでの内容をまとめると、LEC FP講座は次のチェックリストに多く当てはまっている人におすすめです。

  1. 日本全国に展開している有名資格予備校の通信講座で学びたい
  2. わかりやすいと評判の教材を使いたい
  3. 研ぎ澄まされた高い品質を持ったカリキュラムを受講したい
  4. 10人以上の講師に支えられていれば安心できる
  5. FP3級やFP2級はもちろん、FP1級やAFP・CFPの取得も望んでいる
  6. FP3級の範囲からじっくり学びたい
  7. AFP認定研修を修了することで、3級を飛ばして2級を受験したい
  8. きんざいの実技試験に対応している講座が良い
  9. 教育訓練給付制度を利用して費用を抑えたい
  10. 合格実績がわからないことは気にならない
  11. 講座のクオリティが高いなら相場より高い受講料でも問題ない
  12. テキスト閲覧や問題演習ができる学習アプリが無くても構わない

目安として、上記12個のうち5個以上の項目に当てはまっていれば、LEC FP講座はあなたに適していると言って良いでしょう。ぜひ項目を1つ1つチェックし、自分に該当しているかどうかを考えてみてください。

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