資格の大原FP講座の口コミ9件とメリット・デメリット

資格の大原は資格試験対策講座を数多く開講する通信・通学講座です。CMで「大原」の名前を聞いたり、街中で大原の校舎を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

今回は資格の資格の大原FP講座の口コミや評判を確認しつつ、この講座の特徴とメリット・デメリットを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

資格の大原FP講座の口コミ・評判

残念ながら、資格の大原のFP通信講座の口コミはごくわずかしか見当たりません（ちなみに、他のサイトで「資格の大原のFP通信講座の口コミ」と謳いながら、実際にはそうでないものがありました。注意してください）。

その代わり、資格の大原のFP「通学」講座の口コミであれば、数は多くはないものの見つかりました。同じ大原ですので、多少の参考にはなると思います。

以下では通信講座と通学講座を区別せず、大原FP講座の口コミとして紹介します。

資格の大原のFP講座に関しては「3級は大原で合格できる」「2級に受かった周囲の人の多くが大原生だった」「テキストが詳しく書いてある」といった肯定的な評価があります。

その一方「3級なら独学でも十分」「他社の講座とそこまで変わらない」といったネガティブな評価や、「3級講座を飛ばさないほうが良い」という注意喚起の声もありました。

大原FP講座の特徴は「選べる学習スタイル」

資格の大原FP講座ではたくさんのプランが販売されており、自分が希望する学習スタイルを選択できるようになっています。資格の大原FP講座の学習スタイルは大きく3つに分けることができます。

Web通信

Web通信はオンラインで映像講義を視聴しつつ、紙のテキストや問題集を使って受験対策を進めていく学習スタイルです。

この学習スタイルは近年のFP通信講座で一般的なものとなっており、資格の大原でも同様の学習ができます。

DVD通信

DVD通信はDVDの映像講義を視聴しつつ、紙のテキストや問題集を使って受験対策を進めていく学習スタイルです。

この学習スタイルはインターネットが普及する前に採用されることが多かった学習スタイルです。近年ではDVDを提供する講座は少なくなってきましたが、大原では今もDVDを用いるタイプの受講ができるようになっています。

パススル

パススルは2024年からスタートしたWeb通信の一種です。

講義・テキスト・問題集などの教材がオンラインに集約されています。「スマホ1つで完結」がコンセプトの新しい学習スタイルです。

参考【資格の大原公式】パススル 特設ページ

資格の大原FP講座を受講するメリット

資格の大原FP講座を受講するメリットは次の3つです。

3級を飛ばして2級を受験できる

資格の大原FP講座を受講するメリットの1つ目は「3級を飛ばして2級を受験できる」ことです。

前提として、2級FP技能検定の受験には受験資格があります。原則として次のいずれかを満たしていなければなりません。

つまり上記のうち1つを満たせば、それが2級の受験資格になるということです。ただ「FP3級の合格」はそれなりの労力がかかりますし、「2年以上の実務経験」は時間がかかり過ぎます。他方「AFP認定研修」は決められた講座を受講し、修了すればOKです。

そして、資格の大原FP講座が提供するプランのうち次のものは「AFP認定研修」を兼ねたカリキュラムとなっています（2024年8月現在）。

上記の講座を受講し、所定の要件を満たして修了すると、3級合格を経ずにFP2級を受験することが可能です。

はじめから2級FP技能士資格の取得を目的としている人にとって、3級の受験はできるなら省略したいところ。そうすれば数か月単位で時間を浮かせることができますし、2級の試験対策に集中して一発合格の可能性をいっそう高めることができます。

3級をスキップして2級を受験したいと考えている方は、ぜひ資格の大原のFP講座を受講しましょう。

3級を飛ばさない学習方法も可能

資格の大原FP講座を受講するメリットの2つ目は「3級を飛ばさない学習方法も可能である」ことです。

一般的に、AFP認定研修を兼ねている2級対策通信講座は、3級の受験を前提としていません。そのため、3級のための学習はほとんどしないか、したとしてもかなり軽い内容に留まります。

でも、人によっては「AFP認定研修を受けはするけど、3級は別途ちゃんと勉強したいし、受験して合格したい」という人もいるでしょう。そんな人は資格の大原FP講座の次のプランでその希望を叶えることができます。

このプランでは3級の内容をじっくりと学び、その後で2級・AFPの学習に入っていきます。このような「3級の基礎固めを怠らず、かつAFPも狙う」ようなプランは他社ではあまり見られないため、ぜひ一度受講を検討してみてください。

教育訓練給付制度が使える

資格の大原FP講座を受講するメリットの3つ目は「教育訓練給付制度が使える」ことです。

教育訓練給付制度は厚生労働省によるスキルアップ応援制度です。現在会社に勤めている方や離職後1年以内の方が資格の大原FP講座の対象プランを受講し修了すると、ハローワークから受講料の20％を受け取ることができます（雇用保険の加入年数等、所定の要件あり）。

教育訓練給付制度を利用する場合、申し込み時は受講料全額を支払う必要がありますが、後で給付金を受け取ることで費用をおさえられます。なお、もしFP技能検定に合格できなくても、給付金をもらえるかどうかには影響しません。

参考のために資格の大原FP講座の「受講料」「給付金額の目安」「受講料から給付額を差し引いた実質負担額」をお示しすると、次の表の通りです。

対象講座	受講料	給付額の目安	実質負担額
初歩からの2級（AFP） 合格コース DVD通信	69,200円	13,840円	55,360円
初歩からの2級（AFP） 合格コース Web通信	65,100円	13,020円	52,080円
3級から学ぶ2級（AFP） 合格コース DVD通信	114,500円	22,900円	91,600円
3級から学ぶ2級（AFP） 合格コース Web通信	102,300円	20,460円	81,840円

たとえば資格の大原FP講座「初歩からの2級（AFP）合格コース Web通信」を購入した場合、受講料は65,100円かかりますが、諸条件を満たして修了することによりハローワークから13,020円の支給を受けられます。したがって実質負担額は差引額の52,080円です。

このようにして受講料の2割相当の負担を給付金で帳消しにできます。教育訓練給付制度を活用したい方は資格の大原FP講座を受講しましょう。

資格の大原FP講座のデメリット

資格の大原を受講するデメリットは次の3つです。

合格実績がわからない

資格の大原FP講座を受講するデメリットの1つ目は「合格実績がわからない」ことです。

資格の大原の公式サイトには合格実績を告知するページがあります。しかしながら、FP講座の合格実績は掲載されていません。

また、資格の大原FP講座の「喜びの声」のページも空のまま（募集中の状態）になっています。

つまり講座の合格率や合格者数が一切わかりません。そのため「この講座で勉強すれば合格できそうかどうか」を判断する材料が全然ないということになります。どの講座を受講するか検討する側としては、困ってしまいますよね。

仮に資格の大原で受講を始めたとしても「本当にこの講座で大丈夫なのだろうか…」と不安になってしまうことでしょう。

このことから「合格実績がわからない」という点は資格の大原FP講座の大きなデメリットであると言えます。

入学金がかかる

資格の大原FP講座を受講するデメリットの2つ目は「入学金がかかる」ことです。

資格の大原を初めて利用する際は入学手続きが必要で、その手数料として6,000円を支払わなくてはなりません。入学金は当然、受講料とは別にかかる費用です。

他のメジャーな通信講座では入学金は不要であることが多いので、この点も資格の大原FP講座のデメリットであると言って良いでしょう。

合格特典がない

資格の大原FP講座を受講するデメリットの3つ目は「合格特典がない」ことです。

各社の通信講座を見てみると、合格特典を用意していることが多いです。たとえば次のような特典があります。

これに対し、資格の大原FP講座では合格特典は何もありません。もし何か少しでもあれば勉強のモチベーションになるのですが、資格の大原を受講した場合はそういうものは期待できないと理解しておきましょう。

まとめ：資格の大原FP講座はこんな人におすすめ

ここまでの内容をまとめると、資格の大原FP講座は次のチェックリストに多く当てはまっている人におすすめです。

目安として、上記12個のうち5個以上の項目に当てはまっていれば、資格の大原FP講座はあなたに適していると言って良いでしょう。ぜひ項目を1つ1つチェックし、自分に該当しているかどうかを考えてみてください。

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