FP2級を目指すなら通信講座を受講するべき3つの理由。独学・通学はやめておけ!

FP入門

「FP2級は独学でも合格できる」とよく言われています。確かに独学で合格する人も中にはいるでしょう。

ですが、当サイトでは独学ではなく通信講座の受講を強く勧めています。なぜなら「2級FP技能検定に合格するためには通信講座を受講するのが最も合理的」だからです。

なぜ通信講座を受講することが合理的なのでしょうか? 今回は独学・通信講座・通学講座の3つを比較しながら検討していきます。

独学は選ばないほうが良い3つの理由

はじめに、2級FP技能士の資格取得を目指しているなら独学しないほうがいい理由を3つお伝えします。

独学で合格できない人も実はたくさんいるから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら独学しないほうがいい理由の1つ目は独学で合格できない人が実はたくさんいることです。

2級FP技能検定の学科試験の合格率をご存じでしょうか。おおよそですが、50%くらいです。つまり2人に1人は落ちるということになります。

実際には試験1回あたり5万人前後の受験者がいますので、試験1回につき25,000人の人が不合格になっています。そして、そのうちの多くが独学で勉強を進めた人たちだと思われます。

というのも、独学ではどうしても学習の質が低いものになりがちだからです。知識が少ない状況で、なんとなく用意したテキストや問題集を自己流でこなすわけですから、良質な勉強ができるはずもありません。

そのような状況では、いとも簡単に合格ラインの点数を割り込んで「2人に1人の不合格者」になってしまいやすいと言えます。

「でも、独学で落ちたって話はあまり聴かないから、大丈夫なんじゃない?」と思うかもしれません。

でも、よく考えてみてください。独学して落ちたなんていう恥ずかしい話を、好き好んでする人はいないんです。

だから、実際には試験があるたびに膨大な数の独学者が不合格になっているんだと、まずは認識しましょう。その上で、本当に独学するべきかどうかを考えてください。

質問ができないので効率が悪いから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら独学しないほうがいい理由の2つ目は質問ができないので効率が悪いことです。

2級FP技能検定の勉強を進めるにあたっては、必ずわからない点が出てきます。たとえば、あなたが勉強をしていて、Aという事項がよく理解できなかったとしましょう。

独学の場合、わからないときに質問できる相手(先生)がいません。そのため、「Aがわからない」をそのままにしてしまいがち。もちろん、試験でAについて出題されても正解できません。

「Aがわからない」で済めばまだ良いのですが、実際にはAの理解を前提としているBやCといった学習事項も存在します。

そういうとき、Aがわからないことで連鎖的にBもCも理解できない、という事態に陥ってしまいます。そうすると試験ではA・B・Cのどれについても正解できず、不合格に直結してしまうわけです。

このように、独学をする場合は疑問点や不明点を抱えてしまったときに解決する手段がありません。なので、独学することは避けるべきです。

途中で挫折してしまうから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら独学しないほうがいい理由の2つ目は途中で挫折してしまうことです。

独学の場合、何をどこまで勉強すれば良いのかがわかりませんよね。そのため、毎日どのくらいの勉強をすれば良いのかもわかりません。

こんな状態で日々勉強していると、「本当にこのやり方で良いのか?」「このペースで勉強していても、自分は合格できるレベルに絶対行けないのではないか?」といった不安を常に抱えてしまいます。

そのうち「こんな勉強はやっていても無駄だ」「自分にはどうせ合格できない」といった諦めの感情も湧いてきます。こうして挫折した経験、以前にもあるのではないでしょうか。

誰にも指導してもらえず、勉強量や勉強方法の目安もない、悩んでいても相談できない。こんな環境では、普通の人は合格できなくても当然です。

結局、独学をしていると不合格という結果になりやすいことがわかります。多少なりとも時間をお金を使うなら、それらがムダになりやすい独学という勉強方法は決してお勧めできないのです。

通信講座を受講するべき3つの理由

次に、2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通信講座を受講するべき理由を3つお伝えします。

合格戦略に沿った学習ができるから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通信講座を受講するべき理由の1つ目は合格戦略に沿った学習ができることです。

FPの通信講座はいくつもありますが、どの通信講座もその講座独自の合格戦略に沿って教材や学習計画が設計されています。

したがって、あなたが通信講座を受講するなら、2級FP技能検定の合格という目標に向かって整備された道を進むように、非常に計画的に学習を進めることができるんです。

しかも、通信講座ではそれを多数の受講生に提供し、講座によって差はあるものの、ある程度の成功をおさめています。つまり合格というゴールに対して再現性のあるやり方で学習を進められるわけです。

合格戦略に沿って、再現性の高い学習を継続できる。これが通信講座を受講することの最大の魅力であると言っても良いでしょう。

合格実績があり、安心できるから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通信講座を受講するべき理由の2つ目は合格実績があり、安心できることです。

一般的に、独学用の市販教材の合格実績は知る方法がありません。なので、独学をする場合は「本当にこの教材で勉強していて大丈夫なのか?」という不信感が芽生えやすいです。

でもどうすることもできないため、「やっぱりこの教材ではダメかも…」とネガティブな気持ちを抱えながら学習を続けざるを得ません。これでは学習の質が上がるわけがないですよね。

これに対し、通信講座は合格実績を公開していることがよくあります。2024年度の合格者は何人とか、合格率は何パーセントという具合です。

こういった合格実績の情報は、実際に受講する人にとっては大きな安心材料になります。この講座を真面目に勉強していれば、過去の受講生と同様に合格できるはずだという確信が持てるからです。

「きっと合格できる」と思えることで精神的に安定し、それによって勉強もスムーズに進み、より確実に合格できるようになることは想像がつくと思います。

せっかく時間と労力をかけて勉強するのですから、過去に合格者を輩出した実績があり、自分の合格を任せることができる通信講座を選びましょう。

失うものと得られるもののバランスが優れているから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通信講座を受講するべき理由の3つ目は失うものと得られるもののバランスが優れていることです。

ここまでに見てきた勉強方法は独学と通信講座です。この他に通学講座という選択肢もあります。

これら3つの勉強法の「失うもの」と「得られるもの」は異なっています。それらを整理してみましょう。

 失うもの得られるもの
独学1万円前後合格可能性 小
通信講座6~7万円合格可能性 中~大
通学講座10万円以上合格可能性 大?
3つの勉強法の「失うもの」と「得られるもの」

独学をする場合、勉強に必要なのは数冊の教材費のみ。費用は1万円程度を見込んでおけば十分でしょう。ゆえに失うものは少ないです。

その一方、独学では自己流の勉強に終始することになります。したがって、合格できる可能性も小さいものになります。

通信講座はどうかというと、受講費用の相場は6~7万円くらいです。失うものは決して小さくはありません。

しかしその分、中くらいの合格可能性を得ることができます。中くらいといっても独学よりはずっと合格しやすく、しかもあなたの頑張り次第で合格可能性は「中」から「大」へと伸ばすこともできるでしょう。

最後に、通学講座の受講費用は10万円以上かかることが珍しくありません。学費を用意するだけでもかなり大変そうですよね。

高額な受講料がかかる分、合格可能性は大きいものになりやすいでしょう。といっても、結局はあなたの頑張り次第の言う側面も大きいため、得られるものは「合格可能性 大?」としています。

要約すると、通信講座は失うものの大きさはそれなりにありますが、得られるものは自分次第で「合格可能性 大」にできるので、非常にコスパが良いんです。

以上見たように、通信講座は失うものと得られるもののバランスが優れています。このことからも、2級FP技能士を目指すときに通信講座を受講するのは合理的な選択肢だと考えられます。

通学講座を勧めない3つの理由

最後に、2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通学講座を受講するべきでない理由(=スクールに通うべきでない理由)を3つお伝えします。

そもそも通学講座は都市部にしかないから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通学講座を受講するべきでない理由の1つ目はそもそも通学講座は都市部にしかないことです。

通学講座を受講するための校舎は、政令指定都市のような人口密集地にしかありません。あなたがそういった都市部に住んでいるなら、この点はそれほど問題にならないでしょう。

でも、もしあなたが都市部以外のところに住んでいるなら大変です。一度申し込んだら、受講期間が終わるまで何度もその場所に足を運ばなければならなくなります。

それって時間の無駄ですよね。移動に費やす時間があったら、2級FP検定試験の過去問を解いたり睡眠時間にあてたりしたほうが、よほど合格に近づけるでしょう。

要するに、都市部に住んでいない人は通学講座を選択肢の中に入れてはいけません。

時間的制約が勉強の邪魔になるから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通学講座を受講するべきでない理由の2つ目は時間的制約が勉強の邪魔になることです。

通学講座は校舎に通うスタイルの勉強法です。もし校舎で授業を受けることができる時間帯が決まっているなら、その時間に出かけていかなければなりません。

また、校舎内の自習室のような場所で勉強することもあります。この場合も、校舎が空いている時間や終電の時間を気にしながら勉強しなくてはなりません。

通学講座を選択した場合、こういった時間的制約をいちいち考えながら学んでいくことになります。言い換えると、2級FP技能検定の勉強に集中したくてもできないのです。

時間的制約を受けたくないと思うなら、通学講座を受講することは避けたほうが良いでしょう。

人と接触して病気になる可能性があるから

2級FP技能士の資格取得を目指しているなら通学講座を受講するべきでない理由の3つ目は人と接触して病気になる可能性があることです。

人が集まるところには、多種多用な病原菌が集まります。そんな場所にいたら、あなたがその病原菌をうつされるリスクは当然ながら上昇します。

あなただけが病気になるならまだ良いかもしれませんが、自宅に持ち帰った病原菌が家族に感染するという可能性だってもちろん大きくなります。

そんなことは避けたい、と思うなら、2級FP技能士を目指すにあたって、通学講座をとるべきではありません。

この記事のまとめ

今回は「独学」「通信講座」「通学講座」の3つの勉強法について検討しました。要点を復習しましょう。

独学は選ばないほうが良い3つの理由
①独学で合格できない人も実はたくさんいるから
②質問ができないので効率が悪いから
③途中で挫折してしまうから
通信講座を受講するべき3つの理由
①合格戦略に沿った学習ができるから
②合格実績があり、安心できるから
③失うものと得られるもののバランスが優れているから
通学講座を勧めない3つの理由
①そもそも通学講座は都市部にしかないから
②時間的制約が勉強の邪魔になるから
③人と接触して病気になる可能性があるから

以上のことから、通信講座を受講するのが最も合理的であることを理解していただけたと思います。

当サイトでは2級FP技能検定を攻略するための通信講座の情報を積極的に発信しています。各ページを参考にしていただき、ぜひ通信講座で学習を進めていただければ幸いです。